2016.07.29(金) No.51 から

最高裁が「上告棄却」

あらゆる手立てを尽くし勝利しよう !

 最高裁(山本庸幸裁判長裁判官、千葉勝美裁判官、小貫芳信裁判官、鬼丸かおる裁判官)は、7月20日付で「本件上告を棄却する」と「上告棄却」の通知を、代理人弁護士に通知してきました。
 是村高市「勝たせる会」代表委員(全印総連委員長)は、「司法がその役割を放棄するもので許せるものではない」「『勝たせる会』幹事会で今後の対応を検討していくが、代表委員同士で連絡を取り合い早急に『声明』を出したい」「第三者である公的機関による解決を追求していくが、闘いの中心は世論による包囲だと考えている」「あらゆる面での闘いを同時・並行に追求し、解決を図っていく」としています。
 「声明」は、別紙のとおりです。引き続きのご支援をよろしくお願いします。

(別紙)

2016年7月26日

【声明】最高裁の不当判決に強く抗議する

- DNPファイン解雇・偽装請負での上告棄却にあたって -

全国印刷出版産業労働組合総連合会(全印総連)

DNPファイン解雇・偽装請負争議 対策会議

DNPファイン解雇・偽装請負争議を勝たせる会

 7月20日、最高裁判所は、DNPファイン解雇・偽装請負事件での地位確認・損害賠償を求めた訴訟にたいして、上告棄却の不当な決定を行った。最高裁判所の山本庸幸裁判長、千葉勝美・小貫芳信・鬼丸かおる裁判官らによるその判決は、とうてい承服できるものではなく、極めて不当なものである。
 ㈱DNPファインエレクトロニクス(大日本印刷久喜工場)で請負契約として働いていた橋場恒幸さんは、2009年1月に会社の業績不振を理由に解雇された。その後自らの働き方が二重の偽装請負という違法状態にあったことを知り、さいたま地裁に対して、DNPファインに対する雇用契約の地位確認と損害賠償を求めて提訴した。
 さいたま地裁では、5年有余、27回に及ぶ裁判の結果、損害賠償と地位確認は認めなかったが、埼玉労働局が是正指導してDNPグループらが是正報告をした職業安定法44条違反、労働基準法6条違反について認定した。
 東京高裁では、損害額の立証を証明することが焦点だったにも関わらず、原告に立証の機会を与えないばかりか、原告の主張をことごとく退け、地裁で被告がねつ造した証拠、時系列の合わない釈明を吟味もせずに鵜呑みにし、被告の主張のほとんど採用した、二重偽装請負の事実をも棄却する極めて不当な判決を出した。職業安定法施行規則4条1項では、1つでも要件に該当しなければ適正な請負とは言えないと記載されているが、本件では、さいたま地裁が認定した事実によれば、職安法施行規則4条1項の要件を満たしていないことは明白である。
 最高裁判所には、東京高裁判決の問題点を洗い出す慎重な審理が求められていたはずであるが、門前払いに等しい短期間の棄却決定はとうてい納得できるものではない。原告労働者の尊厳すら踏みにじる暴挙といわざるを得ない。
 このような判断をした裁判所や裁判官への抗議行動を行い、パート・アルバイト・派遣・請負労働者の現実に向き合わない我が国の司法を糾弾し包囲するものである。
 この間、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)及び全労連・東京地評の争議支援総行動での社前要請行動、及び大日本印刷本社包囲デモへの参加、勝たせる会を通じてのカンパや最高裁に対して弁論の再開と公正な判決を求める署名への協力など、物心両面に渡るご支援に感謝する。
 今後は、この争議を解決するための団体交渉を拒否し続けている大日本印刷㈱と㈱DNPファインオプトロニクス(旧DNPファインエレクトロニクス)に対し、「不当労働行為救済」の申し立てをした東京都労働委員会の調査・審議が開始される。
 今後も引き続き、MICや全労連・東京地評の大衆的抗議行動である争議支援総行動を成功させ、DNPファイン解雇・偽装請負争議を勝利解決すること、併せて労働法制改悪反対の闘いにも更なる決意で奮闘していくことをここに表明するものである。更なるご支援を引き続き要請する。

DNP と ファイン社 の 「団交拒否」

都労委へ救済申し立て

 橋場さんは、大日本印刷久喜工場でDNPファイン社から、直接・具体的な指揮命令を受け働いていました。これは「事実上の使用従属関係」にあるため「黙示の労働契約の存在が推認される」と考えられます。
 解決の為にDNPファイン社と大日本印刷本社に団体交渉の申し入れをしてきましたが、すべて拒否されています。
 そこで東京都労働委員会に「不当労働行為=団交拒否」に対し救済申し立てを6月30日(木)に行いました。
 申し立てに対し、第1回目の調査が8月25日(木)に行われる事になりました。多くの方々の傍聴をお願いします。

都労委 第1回調査

日時:8月25日(木) 10時~12時
場所:東京都労働委員会
   東京都新宿区西新宿2-8-1
   都庁第一本庁舎南(S)棟38階
   (エレベーターはH号機:オレンジ色)

DNP株主総会宣伝

 6月29日(水)、大日本印刷(株)第122回定期株主総会が開かれる東京・新宿区市谷左内町の「左内ビル」前で、朝9時15分から総会開始の10時まで、株主総会参加者へ向け「DNPファイン解雇・偽装請負争議」の解決を訴える宣伝を行いました。
 この宣伝には、全印総連・民放労連・電算労・出版労連・新宿区労連から24人が参加し、リレートークとともにビラ(175枚)を配布し、親会社の責任として争議の解決に真摯に向き合い、交渉のテーブルにつくよう訴えました。
 総会参加者からは「まだ続いているの?」「今年はお土産もくれないのよ…」「がんばってください」などの声が掛けられました。

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