【声明】

2018年6月6日

「DNPファイン解雇・偽装請負争議」の都労委和解にあたって

全国印刷出版産業労働組合総連合会(全印総連)

同 東京地方連合会

 9年にわたる「DNPファイン解雇・偽装請負争議」が、2018年6月6日、東京都労働委員会にて和解が成立しました。長年にわたり物心両面のご支援を頂いたすべての組合、争議団、労働者の仲間の皆さんに、心よりお礼申し上げます。
 リーマンショック後の2009年、橋場さんは、㈱DNPファインエレクトロニクス(大日本印刷久喜工場内)で請負契約として働いていましたが、業績不振を理由に解雇されました。その後、自らの働き方が二重偽装請負という違法状態にあったことを知り、さいたま地裁に対して、DNPファインへ雇用の地位確認と損害賠償を求めて提訴しました。
 さいたま地裁では、5年有余、27回に及ぶ裁判でした。しかし、職業安定法44条違反、労働基準法6条違反の二重偽装請負の事実を認めながら、地位確認と損害賠償が退けられたことから、東京高裁に控訴しました。東京高裁の判決は、橋場さんの主張を退け、被告の主張を採用し、さいたま地裁が具体的事実によって認めた二重偽装請負の事実を棄却する極めて不当な判決でした。その後最高裁に上告しましたが、さらに不当な棄却の決定で裁判闘争は終結せざるを得ませんでした。
 全印総連では、協議の場を確保する、との方針で上告棄却の判断が出る前に、東京都労働委員会に対して、大日本印刷とDNPファインの二社の団交拒否による不当労働行為救済の申し立てを行い、話し合いによるこの争議の解決を目指してきました。
 都労委申立てから2年が経過し、この度6月6日、都労委の和解案を双方が受け入れ、「DNPファイン解雇・偽装請負争議」を終結することになりました。
 たった一人で闘いに立ち上がり、長期の闘いを続けてきた橋場さんの不屈な頑張りに敬意を表します。そして、さいたま地裁、東京高裁、都労委への傍聴、MIC及び全労連・東京地評の争議支援総行動での社前要請行動、5回にわたる大日本印刷本社包囲デモへの参加、勝たせる会を通じてのカンパなど、9年の長きにわたって全力でこの争議に寄り添い、物心両面で支援して頂いたすべての仲間の皆さんのご支援に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

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